And Doホールディングス、ポジティブ・インパクト・ファイナンスを活用し南都銀行から資金を調達

■「不動産」を通じて環境や経済へのポジティブな効果を増大、南都銀は支援

 ハウスドゥブランドで不動産事業を全国展開するAnd Doホールディングス<3457>(東証プライム)は3月29日、南都銀行<8367>(東証プライム)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(PIF)について融資契約を締結し、実行されたと発表した。融資額は3億円。契約日は2024年3月29日。南都銀行側の発表では、「持続可能な地域社会の実現に向けてお客さまのサステナビリティ経営を支援」するとしている。

 PIFとは、企業活動が環境・社会・経済に与えるポジティブならびにネガティブな影響を特定し、ネガティブな効果を緩和しながらポジティブな効果を増大させることで、持続的な社会の実現を目指す融資。And Doホールディングスでは、ポジティブ・インパクトの拡大を目指す領域のテーマに「不動産を通じて、人々に安心感を醸成し、利便性を向上させる」、「高齢者が保有する不動産の有効活用およびQuality of Lifeの向上」を掲げた。

 また、ポジティブ・インパクトの拡大を目指す領域とネガティブ・インパクトを低減する領域の両方に関連する領域のテーマに「環境負荷の低減」、「ダイバーシティ&インクルージョンと働きやすい環境づくり」を特定し、それぞれに目標とKPI(達成度測定指標)を設定した。南都銀行は、定期的に達成状況や管理状況を確認し、対話のフォローアップを通じて、And Doホールディングスのサステナビリティ経営の実現をサポートする。

 なお、本件及び本制度のフレームワークが国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)の提唱する「ポジティブ・インパクト金融原則」に適合していることについて、株式会社日本格付研究所により第三者意見を取得している。

 And Doホールディングスは、SDGs・ESG経営を推進し、「不動産×金融×IT」で持続可能な事業の成長を図ることで、不動産を活用したサービスの提供により、日本経済の活性化に貢献していく方針だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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