
■日本人ボーイズグループ初のグローバルメジャー契約
エイベックス<7860>(東証プライム)グループのエイベックス・ミュージック・クリエイティヴは5月27日、同社所属の8人組ボーイズグループONE OR EIGHTが米Warner Music Group傘下のAtlantic Music Groupとグローバルメジャー契約を締結したと発表した。これはエイベックスが2022年に掲げたグローバルIP開発戦略の成果で、同社アーティストとしては初のグローバルメジャー契約となる。ONE OR EIGHTは今年3月、アメリカの権威あるラジオチャート「メディアベーストップ40」に日本人ボーイズグループとして初ランクインするなど、既に国際的な注目を集めている。
■グローバル戦略の総合力が実現
今回の契約は、エイベックスが2025年4月に子会社化した米アーティストマネジメント会社S10 Entertainmentとの協業によって実現した。Atlantic Music GroupはBruno MarsやEd Sheeranなど世界的アーティストを擁する名門レーベルで、同社がONE OR EIGHTのグローバルプロモーションを担当する。第一弾として6月18日、Justin Bieberの楽曲を手がけたNasriが参加した新曲「365」をリリース。シンプルながら印象的なビートとメロディが特徴のエモーショナルな楽曲となる。
■J-POPのグローバル展開新時代へ
ONE OR EIGHTは2024年デビュー後、OneRepublicのRyan Tedderプロデュース曲でBillboard Japan1位、Big Seanとのコラボで米iTunes5位を記録するなど実績を積んできた。Atlantic Music GroupのTom Phillips氏は「J-POPのグローバル展開における大きなマイルストーン」と評価。エイベックス猪野社長は「新たな歴史の始まり」とコメントしている。エイベックスは今後もグローバル展開を見据えたIP創出に注力し、日本のエンタテインメントの世界進出を推進していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)