ゼオンと米国Visolis社、バイオイソプレンモノマーと持続可能な航空燃料の商業化に向けMOU締結

■持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速

 日本ゼオン<4205>(東証プライム)は4月9日、米国Visolis社と、バイオイソプレンモノマーおよびSAF(持続可能な航空燃料)などの商業化を促進するためのMOU(基本合意書)を締結したと発表。同社は、2023年2月にVisolis社に投資しており、今回の合意により両社の技術と投資を融合し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させていく。

 バイオイソプレンモノマーは、バイオIRやバイオSIS、SAFの原料となり、Visolis社の特許技術を活用した生物反応と化学反応の組み合わせにより製造される。同社はバイオSISの合成に世界で初めて成功し、Visolis社は製造能力を50倍にスケールアップした。

 今後、両社はバイオイソプレンモノマーおよびSAFの商業化の実現可能性を調査し、ゼオンは靴やタイヤなどの市場に向けて評価用製品サンプルの提案を開始する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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