【株式市場】前場の日経平均は652円高、米中の関税引き下げなど好感され3万8000円を回復

◆日経平均は3万8296円86銭(652円60銭高)、TOPIXは2776.02ポイント(33.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億2704万株

 5月13日(火)前場の東京株式市場は、米国と中国が関税を大幅に引き下げることで合意と伝えられ、NYダウの急騰1160ドル高などが好感され、日経平均は取引開始後に849円80銭高(3万8494円06銭)まで上げた後も大幅高で推移し、前引けも今年3月26日以来の3万8000円台を回復した。米中の景気持ち直し期待などからファナック<6954>(東証プライム)や安川電機<6506>(東証プライム)などが活況高となり、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株、住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社株などの上げが目立った。自動車株も上げ、日産自<7201>(東証プライム)は2万人規模の人員削減報道も材料視。大手銀行株も軒並み高い。

 クレハ<4023>(東証プライム)がストップ高となり大規模な自社株買いなど好感。楽天銀行<5838>(東証プライム)も一時ストップ高となり今期も大幅増益予想の決算など好感。サクサHD<6675>(東証スタンダード)はテリロジーHD<5133>(東証スタンダード)との提携など材料視され2日連続大幅高。テクノフレックス<3449>(東証スタンダード)は一段高となり第1四半期の大幅増益など好感。リプロセル<4978>(東証グロース)は業績予想の増額修正が好感され急激に出直った。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2704万株、売買代金は3兆831億円。東証プライム1633銘柄のうち、値上がり銘柄数は869銘柄、値下がりは715銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、海運、銀行、その他製品、医薬品、倉庫運輸、輸送用機器、サービス、証券商品先物、精密機器、鉱業、化学、機械、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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