冨士ダイス、マレーシア・クアラルンプールに拠点を移転し東南アジア市場攻略を強化

■マレーシアの現地子会社のカバーエリアを広げ、売り上げ拡大を目指す

 超硬合金製耐摩耗工具・金型製造の国内トップシェア、冨士ダイス<6167>(東証プライム)のマレーシア現地子会社であるフジロイ・マレーシア(FUJILLOY MALAYSIA SDN.BHD.)は、4月1日から営業活動の中心を従来のペナン事務所から首都クアラルンプール事務所へ移し、活動範囲を拡大すると発表。ペナン事務所も今までどおり営業活動を継続し、クアラルンプール事務所との2拠点で、マレーシアのみならず近隣国も含めて営業活動を強化する。

■マレーシア近隣国を含め営業範囲を拡大、受注増加を目指す

 フジロイ・マレーシアは、冨士ダイスの100%子会社の現地法人として、半導体や電子部品の企業が集積し「マレーシアのシリコンバレー」と呼ばれているペナンに2012年に設立された。2017年には、多くの自動車関連企業が近隣にあるクアラルンプールに2番目の事務所を開設し、カバーエリアを拡大した。また、今年3月にはホームページを全面リニューアルし、発信力を強化している。

 今回、マレーシア近隣国を含め、営業範囲を拡大することで、二次電池やモーターコアなどの次世代自動車関連製品の受注増加を狙う。

 同社グループは、今年度を最終年度とする中期経営計画において「筋肉質な企業体質への転換、中長期の成長基盤の構築」を目標に掲げ、「(1)生産性向上・業務効率化」「(2)次世代自動車への対応・拡販」「(3)新成長エンジンの創出」「(4)海外事業の強化」の4つを重点項目と定めている。今回、クアラルンプール事務所に営業活動の中心を移すことで、「(2)次世代自動車への対応・拡販」「(4)海外事業の強化」の施策を推進し、さらなる売り上げ拡大を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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