ファナックは朝安を切り返し堅調、機械受注を好感、イランのイスラエル攻撃による全体相場の下げをハネ返す

■指数構成銘柄全体への売り圧迫はそれほど強くないとの見方も

 ファナック<6954>(東証プライム)は4月15日、取引開始後の4355円(39円安)を下値にジリジリ持ち直し、午前11時過ぎに4408円(14円高)まで上げて堅調相場に転換している。朝発表の機械受注統計(2月分)の船舶・電力を除く民需(季節調整済み)前月比7.7%増加と伝えられ、好感されている。2か月ぶりの増加となった。

 同社株は日経平均への影響度の高い銘柄で、その分、日経平均の先物が先行安するような場面では裁定取引による指数構成銘柄全体への売りの影響を受けやすい。今朝、日経平均が大きく下げた場面ではこうした売りに押されたようだが、早々に切り返したため、イランのイスラエル攻撃による指数構成銘柄への売り圧迫はそれほど強くないようだとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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