綿半HD、サステナビリティ・リンク・ローンによる征矢野建材向け資金調達を実施

■SDGsの達成に意欲的な企業として、「長野県SDGs推進企業」に登録

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は30日、サステナビリティ・リンク・ローンにより、征矢野建材向けの資金調達の実施を発表した。

 サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)は、持続可能な社会の実現に向けて取組む目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット:SPTs)を事前に設定し、その達成状況に応じて、金利等の借入条件を連動させる資金調達の手法である。

 征矢野建材は同社のSPTsを「非住宅木造建築の延べ床面積2034年3月期に累積25,000㎡以上を達成する」としており、長野県松本市にプレカット工場、長野県塩尻市に製材・乾燥・加工に至るまで一貫して行う木材加工工場を有するなど、独自の加工技術力と製造機能を持っている。

 そして、グループ内の木造建築事業と共にサプライチェーンを構築し、長野県産木材の加工・流通量を拡大することで、木造建築の施工増加を目指すとしている。

【契約の概要】
借入実行日:2024年4月30日
借入期間 借入額:10年間30億円
資金使途:征矢野建材の運転資金
借入金融機関:八十二銀行
第三者評価機関:格付投資情報センター

 綿半グループは、温室効果ガスの削減に取組むとともに森林の育成・緑化事業、自然エネルギーの創出等を通じてカーボンニュートラルに挑戦しており、CO2の実質排出量の目標を2030年度50%、2040年度には実質0にすることを定めた。

 また、同グループは、地域リーダーとして、様々なステークホルダーと協力しながら、持続可能な社会の実現に取組んでおり、SDGsの達成に意欲的な長野県の企業として、「長野県SDGs推進企業」に登録されている。子どもたちの成長が地域の発展に繋がるという想いから、1953年に始めた奨学金制度を皮切りに、未来を担う子どもたちの教育支援や、事業活動を通して、地域に寄り添い・地域と共に新しい価値を創造していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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