アイリッジは「LINEミニアプリを使ったかんたん販促パッケージ(仮称)」を11月から提供開始

■2026年度までに1,000店舗導入を目指す

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は、11月より、「LINEミニアプリを使ったかんたん販促パッケージ(仮称)」の提供を開始すると発表した。

 同サービスは、自社でポイントシステムを導入することなく単体でCRM(顧客関係管理)やOne to Oneマーケティングを行えるLINEミニアプリの販促ツールで、月額5万円からの提供を予定している。また、サービス開始に先立ち、8月16日から10月31日まで、同サービスの月額3ヶ月無料キャンペーンの募集を実施している。なお、応募数の上限を超えた場合、期間内に予告なくキャンペーンを終了する可能性があるとしている。

 理美容業やカラオケ店、ネットカフェ等のサービス業の業態では、売上額に応じたポイントプログラムよりも、来店回数を増やしてもらうためのシンプルな店舗集客施策が適していると考えられている。しかし、既存のCRMはポイントシステムの運用を前提としているものがほとんどで、導入コストが重く、マーケティングの知識も求められることが一般的であった。

 そこで、同サービスは、来店回数(=購買回数)に応じたデジタルスタンプカードを起点として店舗集客・販促の仕組みを提供。これまでコスト面や人材面でCRMに手が出なかった中小サービス業や飲食店などに向け、誰でも使える「マーケティングDXの民主化」の実現を目指す。

 同サービスでは、店舗集客のきっかけとなるクーポンやスタンプカード、インスタントウィン(その場で当落がわかるタイプ)の抽選機能に加え、会員登録機能やアンケート、友だち紹介機能などを搭載する。クーポンやスタンプの利用状況、登録した属性情報、アンケートなどのデータをもとにセグメントを作成し、特定顧客限定クーポンや期間限定クーポン、枚数限定先着クーポンなどの発行も可能となる。

 今後アイリッジは、11月に同サービスを本格提供開始し、以降機能追加やサービス改善を行いながら、2026年度までに1,000店舗の導入を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■電力・電線株に注目、AIとGXが切り拓く新たな投資機会  ソフトバンクグループ<9984>(東証…
  2. ■初心者プログラマーはJavaから始める?人気の理由とキャリアパス  インタースペース<2122>…
  3. ■原材料価格の高騰や経費増大で  崎陽軒は、2025年2月1日(土)から製品の価格を改定すると発表…
2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■トランプ政権と金融政策に影響されない銘柄の選別法  昨年IPOされた86銘柄には、リベンジ相場と…
  2. ■株主価値向上を目指すIPO市場の課題  IPO(新規株式公開)市場は、2024年12月27日の2…
  3. ■治療薬から除雪機器まで、冬季関連企業に注目  今週の当コラムは、個人投資家が対処しやすいインフル…
  4. どう見るこの相場
    ■インフルエンザ・大雪・トランプ…投資家は今、何をすべきか  『今、そこにある危機(Clear a…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る