人も株も居心地のよい所を求めてさ迷う=犬丸正寛の相場格言

■人も株も居心地のよい所を求めてさ迷う

「孤独」を好む遺伝子を持つ人もいるらしいが、ほとんどの場合、人は遠い昔から集団で生活する生き物である。企業においてはもとより学校、サークル、友人、親戚、家族などの集団において人は自分にとっての居場所を見つけようとするものである。馴染んだ自分のベッドなら寝心地がよいように昼間の生活でも自分の力が発揮できて集団から一目置かれる居心地のよい存在であることを求めようとするのが普通である。

相場においても日本のマーケットが世界のマ-ケットで居心地がよいかどうかを見極めようとさ迷うし、個別銘においても業績等の実力に対し居心地のよい株価水準であるかどうかを求めて揺れ動く。短期的には人気要因から突飛高することはあるが、長い目でみれば実力にふさわしい居心地のよい水準で落ち着いている。

証券取引等監視委員会が大物仕手筋を東京地検に告発と報道されているが、人気銘柄に投資することも個人の自由だが人気化した株価が居心地のよい水準であるかどうかを見落とさないようにすることが大切である。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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