【特集】2月期決算会社で今期1Q決算発表時に今期業績を上方修正した銘柄に注目

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 今週の当特集は、2月期決算会社で今期1Q決算発表時に今期業績を上方修正した銘柄に注目することとした。キャリアリンクと同様に「ワンスモア」となれば、ポジティブな決算プレーが演じられることになり、2Q決算発表日は要マークとなる。>>参考=どう見るこの相場

■本命株、アシスト株、最右翼株と賑わい追撃株も続々?!

 以上のように本命株のニトリHDにアシスト株のキャリアリンクが続いて、さらに1Q決算発表日に今2月期業績を上方修正して注目される最右翼株には、西松屋チェーン<7545>(東1)が浮上する。今年6月16日の1回目の上方修正では株価はストップ高し、8月20日には業績を再上方修正し年初来高値1436円まで買い進まれたからだ。コロナ禍が、逆に「三密」回避で同社のロードサイドの大型店舗に買い物客を呼び込んだ結果であり、10月9日に予定している2Q決算発表時に3回目の業績上方修正があるか、要注目である。

 このほか1Q決算発表時に業績を上方修正した2月期決算会社を発表順に上げると以下の通りとなり、追撃の可能性がある。ジュンテンドー<9835>(東2)、オークワ<8217>(東1)、テイツー<7610>(JQS)、スーパーバリュー<3094>(JQS)、ベルシステム24ホールディングス<6183>(東1)、ヤマザワ<9993>(東1)、ライフコーポレーション<8194>(東1)、ジェーソン<3080>(JQS)、いちご<2337>(東1)、MrMaxホールディングス<8203>(東1)などである。いずれも10月15日までに2Q決算の発表を終えるスケジュールにあり、先取りも一法となりそうだ。

■3月期決算会社でも巣ごもり消費関連株に再上方修正素地

 3月決算会社でも、巣ごもり消費関連で1Q決算発表時に業績を上方修正した銘柄は、続編銘柄として要注目である。というのも、ここでもリード株が出現しているからだ。ウィルグループ<6089>(東1)である。同社株は、今年8月7日に今3月期業績の上方修正と増配を発表したが、次いで9月18日にその上方修正業績を再上方修正し、配当も再増配した。株価は、8月にはストップ高し、9月は再上方修正業績が、なお前期比減益予想にあることから年初来高値から調整中である。ただ11月28日には今期2Q累計決算を発表の予定であり、「一度あることは二度ある」、「二度あることは三度ある」に期待をつなぐ展開も想定される。

 ウィルグループと同様に1Q決算発表時に業績を上方修正した銘柄を発表巡に上げると次の通りとなる。カワチ薬局<2664>(東1)、綿半ホールディングス<3199>(東1)、味の素<2802>(東1)、セゾン情報システムズ<9640>(JQS)、ホクト<1379>(東1)、マルハニチロ<1333>(東1)、遠州トラック<9057>(JQS)、ミクシィ<2121>(東1)などとなる。綿半HDは、きょう28日が株式分割の権利付き最終日となるが、権利落ち後の10月29日予定の今期2Q累計決算発表が要注目となり、そのほか年初来高値追いとなっている銘柄もあるが、順張りスタンスで問題なさそうだ。

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