【注目銘柄】ダイブは続落もIPO後初決算の3Q過去最高業績を手掛かりに突っ込み買いも一考余地

 ダイブ<151A>(東証グロース)は、前日15日に2807円と反発して寄り付いたものの、大引けでは162円安の2606円と3営業日続落した。この日引け後に日本政府観光局が、発表を予定している4月の訪日外客数を先取りしてインバウンド関連人気を高めたが、東証グロース市場指数が、下げ足を速めて2.27%安と3営業日ぶりに急反落したことが波及して売り増勢となった。ただ、同社株は、今年3月27日に新規株式公開(IPO)され、5月10日に発表した初決算となる今2024年6月期第3四半期(2023年7月~2024年3月期、3Q)業績が、過去最高となり、すでにIPO時予想の6月期通期業績を上回って着地しており、突っ込み場面は直近IPO株買いの一考余地もありそうだ。なお日本政府観光局が大引け後に発表した4月の訪日外客数は、前年同月比56.1%増、コロナ禍前の2019年4月比でも4.0%増の304万2500人となり、今年3月に続く300万人超となった。

■リゾートバイトの就業者数と1人当たり売り上げが大幅増

 同社の今期3Q業績は、売り上げ93億4500万円(前年同期比58.4%増)、営業利益5億4800万円(同19.1%増)、経常利益5億5100万円(同16.7%増)、純利益3億1100万円(同22.2%減)となり、売り上げ、営業利益、経常利益は、3Qとして過去最高を更新した。観光地に短期間移住して海外でのワーキングホリデーに近い勤務形態で働くリゾートバイトと全国4600カ所の宿泊施設をマッチングして観光業の人材不足を解消する主力の人材サービスの観光HR事業で、リゾートバイトの就業者数が、8606名(同28.2%増)、就業者1人当たりの売り上げが121万3000円(同27.1%増)と大きく伸び、同事業の売り上げが89億2200万円(61.2%増)、セグメント利益が7億6400万円(同44.6%増)と好調に推移したことが要因となった。なお純利益は、IPOによる上場費用や法人税負担が増加したことで減益となった。

 今6月期通期業績は、IPO時予想を据え置き売り上げ114億7300万円(前期比38.8%増)、営業利益4億7900万円(同3.99倍)、経常利益4億8600万円(同3.52倍)、純利益3億2200万円(同91.6%増)と見込んでいる。3Q利益は、通期業績をすでに6900万円~1100万円上回っているが、第4四半期にリゾートバイト求人サイト「Resort Baito Dive」の一段の認知度向上のためのWeb広告宣伝活動を積極化するために業績見直しを行わなかったもので、今年3月に続き4月も訪日外客数が、300万人超と好調に推移し、インバウンド需要が盛り上がっていることから期末にかけての業績上ぶれ期待を高めている。

■4月も訪日外客数300万人超でインバウンド関連人気が再燃しまず3分の1戻しを意識

 株価は、公開価格1820円に対して3225円で初値をつけ、翌28日にはストップ高し4月2日の上場来高値4180円まで大きく上値を伸ばした。同高値後は、IPO人気の反動で2731円安値まで調整したが、日本政府観光局の3月の訪日外客数の過去最高更新の発表を手掛かりに3865円までリバウンドしたあとに再調整し上場来安値2447円まで売られて戻りを窺っていた。連続して300万人を超えた4月の訪日外客数発表などを手掛かりにインバウンド人気の再燃も期待されるところで、突っ込み買いでまず上場来高値から上場来安値への調整幅の3分の1戻しの3024円が戻りフシとして意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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