【株式市場】日経平均は111円安となり6日続落、後場に入り円安の鈍化など受け様子見姿勢

◆日経平均は3万8701円90銭(111円68銭安)、TOPIXは2701.99ポイント(11.84ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は27億1931万株

 12月20日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株に一段下押す銘柄がみられ、前場高かった海運株や自動車株も値動きが重く、日経平均は寄り後まもなく前日比で小安くなる場面をみせて一進一退を続け、14時半前からは軟調なまま大引けに差しかかり6日続落となった。中で、不動産株は三菱地所<8802>(東証プライム)が前場の高値近辺で上げ幅を保って推移するなど堅調で、日銀の金利据え置きなど好感。鹿島<1812>(東証プライム)など建設株の一角も高い。

 サイボウズ<4776>(東証プライム)がストップ高となり12月期末配当予想をいったん未定にするとの発表を受け業績は大幅増益予想のため増配の期待。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は株主優待の導入を好感されて急伸し大引けストップ高。ショーケース<3909>(東証スタンダード)もストップ高となり本人確認ツールがメガバンクに採用されたとの発表など好感。データホライゾン<3628>(東証グロース)は決算期を親会社DeNA<2432>(東証プライム)と同じ3月に変更することでコストダウンとの見方で再び一段高となりストップ高。ispace<9348>(東証グロース)は台湾の月面探査計画に関わる覚書を交わしたとの発表など好感され一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は27億1931万株(前引けは11億509万株)、売買代金は5兆7153お県(同2兆1924億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は571(前引けは945)銘柄、値下がり銘柄数は1021(同628)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、石油石炭、輸送用機器、建設、ガラス土石、鉱業、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る