アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが急伸、シンガポールの設計事務所と提携など好感、一時ストップ高

■今期完全黒字化予想の業績回復をベースに買いの勢い強まる

 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は5月16日、急伸相場となって大きく出直り、一時ストップ高の602円(100円高、20%高)まで上げた後も600円前後で売買され、約1か月ぶりに600円台を回復している。15日にシンガポールの設計事務所New Space Architects Pte Ltd.(New Space Architects 社)との業務提携を発表し、好感されている上、13日に発表した3月決算で今期の予想を完全黒字化の見通しとしたこともあり、買いの勢いが強まったと見られている。

 発表によると、New Space Architects社は、シンガポールのほか中華人民共和国、東南アジア各国で様々なプロジェクトに関わってきた実績を持っている。主に手掛けてきたのは民間住宅、商業ビル、ホテル、リゾート、都市設計、タウンシップのマスタープラン等の案件で、クライアント志向で、高品位サービスを提供。その仕事ぶりには定評がある。

 アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは成長戦略の一つとして2024年5月15日にシンガポールに連絡事務所を開設した。建築設計は対象国の建築基準法等の法令に従う必要があり、かつその国のライセンスが必要となるケースがほとんどであるため、海外で業務を行う場合には現地の建築家・建築事務所等による実施設計が不可欠であり、そのために、今回、業務提携により、その部分を補完することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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