錢高組が後場一段高、リニア新幹線工事域で水位低下の報道を受け「出番」の期待

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■河川と湖をつなぎ「流水の機能維持(水不足軽減)」めざす地下トンネルで実績

 錢高組<1811>(東証スタンダード)は5月17日、前後場とも次第高となり、13時30分にかけて8%高の4720円(360円高)まで上げて約3か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年4月以来の高値に進んでいる。地下トンネルで河川と湖をつなぎ「水質浄化」や「流水の正常な機能の維持(水不足の軽減)」などを目指す工事を茨城県で行っており、リニア中央新幹線の工事を巡り「リニア工事中の岐阜県瑞浪市で井戸等の水位が相次ぎ低下、JR東海が住民側に水源確保など説明」(東海テレビのWEBニュース5月15日)と伝えられたことを受けて「出番到来」と期待を強める動きがあるもようだ。

 錢高組は、『霞ヶ浦導水事業』として国交相が実施している「利根川下流部、霞ヶ浦及び那珂川下流部を結ぶ地下トンネルを建設し、水を相互に行き来させ霞ヶ浦と桜川等の水質浄化、利根川下流部と那珂川下流部の流水の正常な機能の維持(水不足の軽減)、新規都市用水の確保を図ることを目的とした、流況調整河川を整備する事業」(同社HPより)で泥水式シールド工法による地下トンネル工事を施工している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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