セイノーHD、インドで物流合弁会社を設立へ、日系企業の物流ネットワーク確立を目指す

■インド大手物流企業のマヒンドラ・ロジスティクスと合弁会社設立

 セイノーホールディングス(セイノーHD)<9076>(東証プライム)は5月30日、開催された取締役会において、インド大手物流企業のマヒンドラロジスティクス(Mahindra Logistics Limited)との共同出資による合弁会社の設立を決議したと発表。設立は10月1日を予定しており、資本金は7500万円。それぞれ50%ずつ出資し連結子会社となる予定。

 セイノーHDは、「輸送立国」を企業理念とし、物流ネットワークの充実に努めてきた。日本国内だけでなく、海外でも物流ネットワークを広げていくことを目指している。人口が世界一となったインドでは、製造業の強化に国を挙げて取り組んでおり、世界中の企業から「世界の工場」として注目されている。そのため、旺盛な貨物輸送および倉庫保管需要が見込まれている。

 マヒンドラロジスティクスは、自動車をはじめ様々な産業向けの大手物流業者。同社との協業を通じてインドで日系自動車企業向けの物流ネットワークを確立し、インドにおける主要なロジスティクス事業者となることを目指していく。

 同件の連結業績への影響は軽微と見込まれるが、中長期的にセイノーHDの業績および企業価値向上に資するものと考えられる。今後開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせするとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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