川崎汽船が5%高など海運株が高い、欧州大手の好業績や自社株買いなど好感

■日本郵船と川崎汽船は自社株買いを実施中、商船三井にも期待が

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は6月6日、5%高の2484.5円(119.5円高)まで上げて年初来の高値2590.0円(2024年3月4日)に向けて出直っている。「マースクライン」で知られる海運業界の世界的大手APモラー・マースク(デンマーク)が業績見通しを「約1カ月間で2度(注略)上方修正した」(日経電子版6月5日朝)と伝えられたことや、米国5日のNY株式市場でS&P500種とNASDAQ総合指数が最高値を更新し、景気拡大への期待が再燃したことなどが買い要因と見られている。日本郵船<9101>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)も出直り相場となっている。

 川崎汽船は5月8日から7月31日までの予定で自社株買いを行っており、取得上限株数は3955万6000株(自己株式を除く発行済株式総数の5.5%)。日本郵船も5月8日に自社株買いを発表し、同月9日から25年4月30日までの予定で買付を開始している。取得上限株数は3500万株(自己株式を除く発行済株式総数の7.6%)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■360度カメラ映像と3Dモデルを組み合わせ、作業員の動きも把握  東洋建設<1890>(東証プラ…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■コロナ禍前比2割減、運転手確保が喫緊の課題に  2024年、タクシー業界は深刻な危機に直面してい…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■割安水準に放置されている銘柄は?  今週の当コラムでは、材料株マニア向けにコメ・卵価格高騰関連株…
  2. ■日経平均4万円は幻か?「前門の虎、後門の狼」でレンジ相場続く  「冬来たりなば春遠からじ」という…
  3. ■決算発表を控えた金関連株、消去法で選好される可能性も  米国の10年物国債利回りが一時上昇したも…
  4. ■米国第一主義の行方と市場の動揺、金価格は史上最高値へ  石破茂首相と穏かに共同記者会見をするトラ…
  5. ■業務効率化や生産性向上で目覚ましい成果  生成AIの導入が、日本の大手企業で加速している。パナソ…
  6. ■個人利用率わずか9%、中国の6分の1以下という現実  日本のデジタル化の遅れが、生成AI分野でも…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る