TDKが上場来の高値、米アップル株の生成AI搭載「iPhone」などに期待、取引先の村田製、日東電なども軒並み高い

■アップル株が大きく上げて半年ぶりに最高値を更新と伝えられ連想買い

 TDK<6762>(東証プライム)は6月12日、次第に上げて一段高となり、午前10時40分過ぎには5%高の8763円(397円高)まで上げて実質的な上場来の高値を3日連続更新している。新たな生成AIの開発を発表した米アップル社の株価がNY株式市場で11日に約7%高と大きく上げて約半年ぶりに最高値を更新したと伝えられ、アップル社との有力な取引先として連想買いが波及したとみられている。11日のNY市場でも値上がりし、買い安心感があるようだ。

 同様の連想買いとされてアルプスアルパイン<6770>(東証プライム)、太陽誘電<6976>(東証プライム)、村田製作所<6981>(東証プライム)、日東電工<6988>(東証プライム)も高い。村田製や日東電はNY市場では下げたが、やはりアップル社との有力な取引先とされている。「iPhone」などに生成AIを搭載した新製品が登場すれば久々に大きな買い替え需要を喚起する可能性がありスマートフォン関連事業への効果は大との見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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