デジタルメディアプロフェッショナルは第2四半期・通期業績予想の利益面での上方修正と、新製品の開発・製品化を発表

株式市場 銘柄

■株価の見直しが始まっているタイミングでの製品化発表で、休み明けの株価に注目

デジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は、9日引け後に第2四半期・通期業績予想の利益面での上方修正と、新製品の開発・製品化を発表した。株価の見直しが始まっているタイミングでの製品化発表で、休み明けの株価に注目。

第2四半期業績の売上高は、前回予想を1億47百万円下回る1億35百万円(前年同期比48.5%減)、営業利益は27百万円上回る△1億84百万円(前年同期△2億円)、経常利益は29百万円上回る△1億81百万円(同△1億33百万円)、純利益は1億57百万円上回る△53百万円(同△1億33百万円)を見込む。

売上高は、IPコアライセンス事業の新規ライセンス案件の契約を第2四半期に見込んでいたが、第3四半期以降にずれ込んだことで当初予想を下回る見込みである。

利益面については、LSI開発費用の発生が当第3四半期 累計期間以降にずれ込んだこと、および当期純利益については、投資有価 証券売却益を特別利益として計上することで当初予想を上回る見込み。

なお通期業績予想については、売上高は6億80百万円(前期比46.5%増)、営業利益△1億92百万円(前期△4億62百万円)、経常利益△1億90百万円(同△2億65百万円)と前回予想通りであるが、純利益は特別利益を計上することで前回予想を1億29百万円上回る△61百万円(前期△3億11百万円)を見込む。大幅増収で、赤字幅は大幅に縮小し、収益は改善する見込み。

また、同日に、2D/3DグラフィックスLSI「VF2」として製品化を行うことも発表した。

「VF2」は、同社が長年にわたり開発蓄積してきた「3Dグラフィックス技術」をベースに、高性能ビデオコーデックおよび内臓メモリ、各種外部インターフェイスの機能を1チップに統合した、アミューズメント機器向け2D/3DグラフィックスLSI。

新製品の背景には、同社の技術力の高さに加え、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたことが挙げられる。

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