生成AIが株主総会の想定問答を自動作成、上場企業のIR活動を効率化

■株主との質の高いコミュニケーションを実現

 P.A.I.️(パーソナル人工知能)をはじめ、AIクローン技術でつくり出すパーソナルAIの開発および実用化を行うオルツは7月3日、上場企業のIR活動を支援するイー・アソシエイツと共同で、株主総会の想定問答をAIで支援する「smartQA」を共同開発したと発表。このサービスは、オルツの大規模言語モデル「LHTM-2」を基盤とし、IR/SR支援の実績を持つイー・アソシエイツのコンセプトを組み合わせたもの。上場企業の株主総会準備における想定問答作成の効率向上と質の向上を目指していく。

 「smartQA」の特長は、正確な出力、IR業務に即した機能とインターフェース、安全な利用環境の3点である。学習データのみを使用し、不正確な内容生成を防ぐ。自動・手動の情報蓄積、高度な対話型検索システム、答弁事前練習機能などを備え、幅広い用途に対応。また、企業ごとに独立したAIエンジンとデータベースを設置し、情報漏洩リスクを最小化している。

 提供プランは、エンタープライズプラン(同時接続ライセンス数30、月間利用料120万円)が2024年11月に開始予定で、スモールパッケージも近日リリース予定である。両社は今後も、IR関連の専門知識とAI技術を融合させ、専門性の高いIRサービスの開発・提供を続けていく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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