【株式市場】日経平均は332円高となり終値での最高値を更新、TOPIXは約35年ぶりに最高値を更新

◆日経平均は4万913円65銭(332円89銭高)、TOPIXは2898.47ポイント(26.29ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億3530万株

 7月4日(木)後場の東京株式市場は、円安に対する介入は1ドル165円どころまでなら行われないとの見方が言われ、トヨタ<7203>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)、などの自動車関連株が一段と上げ、コマツ<6301>(東証プライム)、太陽誘電<6976>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)なども一段と上げた。銀行・保険株はもみ合いに転換。日経平均は前引けを50円近く上回る131円高で始まり、終始ジリ高傾向で大引け間際に390円47銭高(4万971円23銭)まで上げ、大引けも上げ幅300円台で5日続伸。3月22日につけた終値での最高値を更新した。

 TOPIX(東証株価指数)は前場から1989年12月の最高値(終値ベース)を更新して推移し、後場も一段と上げて1989年12月以来、34年半ぶりに最高値(1969年7月の算出開始以来の最高値)に進んだ。

 後場は、協和キリン<4151>(東証プライム)が一段高となり今期業績藻想定を上回るペースの見方。住友鉱<5713>(東証プライム)も一段と上げニッケルの国際市況回復屋国内金価格の最高値など材料視。ダイドーリミテッド<3205>(東証スタンダード)は後場寄りから急動意となって次第高となり旧・村上ファンド系の保有判明と伝わり思惑再燃。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)は2日に開示した第3四半期決算の質疑応答など好感され年初来の安値圏から3日続伸。バリュークリエーション<9238>(東証グロース)とアイズ<5242>(東証グロース)は業務提携が材料視され急伸。サイバー攻撃の被害拡大が伝えられたKADOKAWA<9468>(東証プライム)は小幅高だが2日続伸。

 東証プライム市場の出来高概算は16億3530万株(前引けは8億2121万株)、売買代金は4兆1303億円(同2兆980億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は985(前引けは856)銘柄、値下がり銘柄数は586(同719)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、輸送用機器、銀行、卸売り、機械、海運、ゴム製品、精密機器、鉄鋼、サービス、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る