【株式市場】「フィンテック」関連株などは活況高だが中国株安を受け日経平均は大幅続落

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7322円56銭(375円40銭安)、TOPIXは1413.17ポイント(34.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億8352万株

チャート7 12日前場の東京株式市場は、祝日中の11日に中国株式が5%を超える大幅安となったことなどが影響し、新日鐵住金<5401>(東1)が前日比変わらずを1日加えて8日続落の2200円割れとなるなど、主力株が軒並み下げる展開になった。日経平均は10時頃に小戻したが、中国株は本日も総じて軟調なため再び下押し、前引け間際に378円76銭安(1万7319円20円)まで下げ、前引けも375円40銭安となった。主な株価指数はすべて安い。

 このため、日経平均と逆の値動きをする上場投信の日経ダブルインバース<1357>(東1)が活況高。また、「フィンテック」(金融とITの融合)関連株などの材料株が引き続き買われ、さくらインターネット<3778>(東1)インフォテリア<3853>(東マ)などがストップ高。エスケイジャパン<7608>(東1)は2月決算の黒字幅拡大期待などが言われて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は12億8352万株、売買代金は1兆4062億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は89銘柄、値下がり銘柄数は1810銘柄となっている。

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