アイデミーの切り返し目立つ、業績好調、PER30倍そこそこで割安感を再認識

■第3四半期はAIモデル開発など好調で売上高、営業利益など過去最高

 アイデミー<5577>(東証グロース)は4月22日、目立って切り返す相場となり、前場に8%高の1480円(109円高)まで上げ、後場も13時30分を過ぎて1440円前後で堅調に売買されている。このところ中東情勢の緊迫化と全体相場の急激な調整に押されて冴えなかったが、業績は売上高、各利益とも最高を更新する見込みで好調。19日に一時1400円を割り込み、PER(株価収益率)が30倍そこそこの水準に差しかかり、さすがに割安感や売られ過ぎ感が再認識されたとみられている。

 「先端技術を、経済実装する。」をミッションとした東大発のAIスタートアップ企業で、4月12日に発表した第3四半期決算(2023年6月~24年2月・累計)はAIモデル開発のニーズの強さが牽引し過去最高の売上高、営業利益を更新した。今期予想1株利益は45円39銭。PERは株価400円で30.8倍になり、東証グロース市場の全銘柄平均PER48倍台と比較して割安乖離の広がりを再認識する投資家が増えたようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る