日立建機など建機株が活況高、米キャタビラー活況高など受けトランプ氏の政策を先取る「トランプ・トレード」拡大

■コマツ、住友重機など高い、日立建機には地雷除去機に関する期待も

 日立建機<6305>(東証プライム)は7月17日、一段と出直りを強める相場となり、6%高の4805円(266円高)まで上げた後も4800円に近い値段で売買され、年初来の高値4900円(2024年4月12日)に迫っている。NY株式市場でキャタピラー株が活況高となり、大統領選でのトランプ氏の勝利とその政策を先取る「トランプ・トレード」が活発化、東京市場でも重工株などに加えて日立建機やコマツ<6301>(東証プライム)、住友重機<6302>(東証プライム)、建機用品のヤマシンフィルタ<6240>(東証プライム)などが値上がりし、注目を集めている。

 また、日立建機株については、同社と関係の強い株式会社日建(山梨県南アルプス市)が対人地雷除去機の開発・製造・販売を行っていること材料視して注目する様子もある。「日本製の地雷除去機をウクライナに提供」(産経新聞のネットニュース7月10日)との報道で、「今回提供された油圧ショベル型の除去機は「日建」(山梨県南アルプス市)が製造」「計22台が届けられる予定」などと伝えられた。トランプ氏はウクライナ支援に消極的とされるため、日本企業による支援の肩代わりが増えるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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