【株式市場】日経平均は464円安、半導体関連株など重く終値で3週間ぶりに4万円を割る

◆日経平均は3万9599円00銭(464円79銭安)、TOPIXは2827.53ポイント(33.30ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億4919万株

 7月22日(月)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が前場に続いて軟調で、14時半頃から一段下押すなどで調整未了感が強いとの見方があり、ファナック<6954>(東証プライム)も一段軟化して始まったまま重く、伊藤忠<8001>(東証プライム)なども中盤にかけて一段安。全体に調整色の濃い相場となった。中で、森永製菓<2201>(東証プライム)は一段と上げ猛暑関連の見方。日経平均は13時過ぎにかけて前場の安値を下回り544円44銭安(3万9519円39銭)まで下げ、大引けまで小動きのまま7月1日以来3週間ぶりに4万円を割り込んで引けた。

 後場は、西武HD<9024>(東証プライム)が一段高となり土地再開発で隣接する緑地との一体開発を優遇する政府方針を好感。ビックカメラ<3048>(東証プライム)も一段と強含み、好業績に加え夏物家電の上乗せ効果など期待。サーティワンアイス<2268>(東証スタンダード)は前場のストップ高を上値に高水準で売買され第2四半期の最高益に加え連日の猛暑で収益上乗せ期待。セイヒョー<2872>(東証スタンダード)も一段と出直り拡大。AIAIグループ<6557>(東証グロース)は株式分割、株主優待の導入が好感され前後場とも気配値のまま大引けまでストップ高。ビザスク<4490>(東証グロース)は1週間前の四半期決算を好感した急伸相場が再燃と急反発し高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4919万株(前引けは7億682万株)、売買代金は3兆3113億円(同1兆6848億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は236(前引けは311)銘柄、値下がり銘柄数は1375(同1294)銘柄。

 東証33業種別指数で高い業種は4業種(前引けは5業種)にとどまり、陸運、水産農林、食料品、パルプ紙、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る