【株式市場】好業績株に加えて材料株も強く日経平均は約27年ぶりの高値水準に進む

株式

◆日経平均は2万4245円76銭(125円72銭高)、TOPIXは1817.96ポイント(0.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億1087万株

チャート11 10月1日後場の東京株式市場は、円安基調を受けて前場上げた東京エレクトロン<8035>(東1)などが高値もみ合いに転じた一方、野村ホールディングス<8604>(東1)などが一段高傾向となり、日経平均は前引けの水準(143円03銭高の2万4263円07銭)をはさんで強い推移を続けた。大引けも2万4200円台を保ち、1991年11月以来、約27年ぶりの高値水準に進んだ。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高いが、マザーズ指数は前引けに続いて小安い。

 後場は、伊藤忠商事<8001>(東1)が13時に発表した業績・配当見通しの増額と自己株の消却などを材料に急動意となり、メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は治療に関するビッグデータ事業に加えて前段階の検診にかかわるビッグデータ事業にも進出することなどが注目されて戻り高値を更新。みらいワークス<6563>(東マ)は財閥系大手電機会社で発生した裁量労働に関連する事件などが意識されて続伸し戻り高値。ソフトフロントホールディングス<2321>(東1)は「人との自然な会話を実現するAIロボット」が注目されて急伸。上場2日目の極東産機<6233>(JQS・売買単位100株)はストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億1087万株(前引けは5億9289万株)。売買代金は2兆4411億円(同1兆1488億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は958(同1152)銘柄、値下がり銘柄数は1079(同862)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、卸売り、繊維製品、石油・石炭、証券・商品先物、ガラス・土石、化学、電気機器、ゴム製品、機械、精密機器、などとなった。(HC)

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