【株式市場】日経平均は439円安となり6日続落、円高進み後場は全業種別指数が値下がり

◆日経平均は3万9154円85銭(439円54銭安)、TOPIXは2793.12ポイント(40.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億4730万株

 7月24日(水)後場の東京株式市場は、円相場が前引けにかけて円高基調を強め、後場も1ドル155円台で約1か月ぶりの円高水準で推移したため、前場は堅調だったトヨタ<7203>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が次第に値を消して13時頃から前日比マイナス圏に沈下するなど、模様ながめ気分が強まった。業績予想の増額と株式分割で活況高のニデック<6594>(東証プライム)も後場寄り後を高値に一進一退。日経平均は前引けより110円安い196円安で始まり、13時過ぎに前場の安値を割り、大引け間際に497円89銭安(3万9096円50銭)まで下押し、大引けは6日続落となった。

 中で、甜菜糖<2108>(東証プライム)は主原料の甜菜が北海道の気温上昇で多収の期待とされ一段高。ジーダット<3841>(東証スタンダード)も一段と上げてストップ高となり台湾積体電子の自動設計開発への参加など材料視。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)は次第高の尻上がりとなり生成AIを活用した退院サマリーシステム開発受託など材料視。モダリス<4883>(東証グロース)は後場急動意となり米ボストンでの研究発表に関する開示が材料視されストップ高。Chordia Therapeutics<190A>(東証グロース)は2日ぶりに上場来の高値を更新し、日本スタートアップ大賞2024で文部科学大臣賞などで注目再燃の見方。

 東証プライム市場の出来高概算は16億4730万株(前引けは7億8334万株)、売買代金は3兆8657億円(同1兆8384億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は122(前引けは385)銘柄、値下がり銘柄数は1499(同1194)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは4業種が値上がり)した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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