【株式市場】前場の日経平均は989円安、NY株安や円高を受け一時3万8000円を割る

◆日経平均は3万8165円19銭(989円66銭安)、TOPIXは2732.83ポイント(60.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増勢で10億4427万株

 7月25日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの504ドル安や半導体株指数の5.4%大幅安に加え、円相場が朝から1ドル153円台に入る円高のため株価指数の先物が先行安し、日経平均は630円安で始まり一段安となった。午前10時過ぎには、円の152円台を受けて取引時間中としては6月17日以来の3万8000円を割り込んだ。中盤に1195円78銭安(3万7959円07銭)まで下押したが、前引けにかけては3万8000円台を回復した。

 円高が追い風になる銘柄に注目が集まり、日本航空<9201>(東証プライム)は海外旅行の回復に期待と反発。神戸物産<3038>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)なども逆行高。オープンドア<3926>(東証プライム)も高く、キャンドゥ<2698>(東証スタンダード)は高値を更新。投資ファンドの介入が伝えられた小林製薬<4967>(東証プライム)は急激に出直った。エコナビスタ<5585>(東証グロース)は製薬大手との提携が材料視されてストップ高、ジーダット<3841>(東証スタンダード)はTSMCの先端技術開発への参加など好感され2日連続ストップ高。プライム・ストラテジー<5250>(東証スタンダード)はAIに関する特許取得などで急反発。シーユーシー<9158>(東証グロース)は四半期決算の大幅増益などで一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢となり10億4427万株、売買代金は2兆5029億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は449銘柄、値下がり銘柄数は1145銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、空運、パルプ紙、食料品、水産農林、陸運、ゴム製品、倉庫運輸、電力ガス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る