【株式市場】日経平均は743円高、急反発、後場は円安が後退し小動きだが上げ幅を保つ

◆日経平均は3万8552円06銭(743円30銭高)、TOPIXは2683.71ポイント(31.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億664万株

 10月3日(木)後場の東京株式市場は、円安基調が徐々に後退する様子になり、自動車株や機械、半導体・電子部品株などにダレ模様の銘柄が目立った。半面、ファーストリテ<9983>(東証プライム)は一段ジリ高となり前場に続いて月次売上高など好感、味の素<2802>(東証プライム)も一段ジリ高となり9月末に発表した自己株式の消却など好感。JR東日本<9020>(東証プライム)も一段ジリ高となり訪日観光客の地方旅行拡大など材料視。東京海上HD<8766>(東証プライム)など保険株の一角も一段と上げ「防災庁」関連の見方や米バフェット氏が注目の見方。日経平均は862円高で始まり、大引けまで3万8600円(約792円高)をはさんで小動きに終始したが大幅に反発した。

 後場は、住友ファーマ<4506>(東証プライム)が一段と上げ、リストラ進展と業績回復期待などで高値引け。日東紡<3110>(東証プライム)は一段水準を上げて推移し米投資ファンドによるデータセンター買収急増報道など材料視。大和重工<5610>(東証スタンダード)は訪日観光拡大とともに炊飯用羽釜などの需要伸びるとされ前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。ウェルディッシュ<2901>東証スタンダード)も一段と上げ、債務免除益を含めた業績予想を第2四半期決算発表時に開示としており期待再燃。カヤック<3904>(東証グロース)は13時に総務省の「地域おこし協力隊の戦略的広報」関連業務を受注と発表してから急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は19億664万株(前引けは10億3375万株)、売買代金は4兆2946億円(同2兆3257億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1291(前引けは1459)銘柄、値下がり銘柄数は309(同150)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、海運、医薬品、陸運、サービス、証券商品先物、電気機器、不動産、金属製品、電力ガス、輸送用機器、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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