【株式市場】日経平均は414円高、後場は高値もみあいだが2日続伸し3日ぶりに3万5000円台を回復

◆日経平均は3万5089円62銭(414円16銭高)、TOPIXは2489.21ポイント(55.00ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は昨6日並みを保ち32億9536万株

 8月7日(水)後場の東京株式市場は、午前中の日銀副総裁発言を受けて円安が進んだことなどを背景に三井物産<8031>(東証プライム)が14時にかけて一段と上げ、三菱重<7011>(東証プライム)は寄り後に一段上げ幅を広げて推移など、濃淡はあるが幅広い銘柄が株価の回復を強めた。昨日一時ストップ高の三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も一段と強含み、昨日は小安かった三井住友FG<8316>(東証プライム)も一段強んで推移。日経平均は前引けと同水準で始まり、3万5500円台(約825円高)で小動きを続け、大引けにかけては上げ幅を縮めたが2日続伸。終値で3日ぶりに3万5000円を回復した。

 後場は、大成建<1801>(東証プライム)や大林組<1802>(東証プライム)が一段高となり大林組が6日発表した四半期決算を受けて他社にも期待が波及。前引け後に発表したセガサミーHD<6460>(東証プライム)は一段と上げて始まり、13時に発表した東レ<3402>(東証プライム)も一段高。14時に発表した大和ハウス<1925>(東証プライム)も一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は昨6日並みを保ち32億9536万株(前引けは15億9007万株)、売買代金は7兆3745億円(同3兆6659億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1092(前引けは1401)銘柄、値下がり銘柄数は526(同230)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位は、銀行、卸売り、証券商品先物、保険、機械、医薬品、その他金融、電力ガス、情報通信、精密機器、繊維製品、鉄鋼、水産農林、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る