【株式市場】中国高官が貿易協議で訪米と伝わり日経平均は中盤から急速に回復

株式

◆日経平均は2万2234円19銭(29円97銭高)、TOPIXは小安く1690.91ポイント(7.12ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し8億5180万株

チャート3 16日(木)前場の東京株式市場は、前日の中国株の大幅安やNYダウの続落を受け、日経平均は223円安で始まった後332円52銭安(2万1871円70銭)まで下押した。ただ、10時30分頃からは一気に回復し、米国での報道として「中国の商務次官が貿易協議で訪米する」といった話が伝わり、株価指数の先物が買い戻されたとの見方。前引けは29円97銭高(2万2234円19銭)となった。ただ、TOPIX、東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も大きく値を戻したが回復しきれず小安い。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は10時前に堅調転換して一段ジリ高になるなど、大手銀行株の回復が目立った。米国事業の再編を発表した新日本科学<2395>(東1)が活況高。ウォンテッドリー<3991>(東マ)は8月決算の見通し増額が好感されて急伸。平山ホールディングス<7781>(JQS)は連続最高益の見通しなどへの注目が衰えず大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は増勢となり8億5180万株。売買代金は1兆3504億円。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は424銘柄、値下がり銘柄数は1612銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る