【株式市場】前場の日経平均は58円高、一時882円安まで下押したが回復

◆日経平均は3万5148円10銭(58円48銭高)、TOPIXは2493.10ポイント(3.89ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億237万株

 8月8日(木)前場の東京株式市場は、半導体関連株が総じて軟調な中でレーザーテック<6920>(東証プライム)は最高益決算など好感されてストップ高となり、ニトリHD<9843>(東証プライム)も活況高など、個別に高い銘柄が目立つ相場になった。NY原油高を映してINPEX<1605>(東証プライム)なども上げ、夏休み期間の予約好調とされて日本航空<9201>(東証プライム)やJR東日本<9020>(東証プライム)などもしっかり。日経平均はNY株安と円高を受けて午前10時前に882円46銭安(3万4207円16銭)まで下押したが、中盤から円高が鈍化したことなどで株価指数の先物が上げ始め、日経平均も前引けにかけて132円53銭高(3万5222円15銭)まで上げた。

 ワークマン<7564>(東証スタンダード)が8月5日にかけての全体相場急落出の下げを完全に奪回して年初来の高値を更新し、四半期決算など材料視。テクノクオーツ<5217>(東証スタンダード)も第1四半期決算など好感されストップ高。GMOフィナンシャルG<4051>(東証グロース)は9月決算好調期待強いとされ3日続けて株価回復。インフォネット<4444>(東証グロース)も省庁・自治体向けAI検索システムなど好調とされ3日続伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億237万株、売買代金は2兆7055億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1055銘柄、値下がり銘柄数は545銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、保険、ゴム製品、食料品、倉庫運輸、陸運、精密機器、小売り、サービス、ガラス土石、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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