【株式市場】前場の日経平均は549円高、NYダウ683ドル高など受け買い直される銘柄が広がる

◆日経平均は3万5380円23銭(549円08銭高)、TOPIXは2498.35ポイント(36.65ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億8649万株

 8月9日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの急反発683ドル高と円安などが好感され、買い直される銘柄が広がる印象となり、四半期決算が好調だった高砂香<4914>(東証プライム)やダイフク<6383>(東証プライム)は一時ストップ高など好業績株への買いも旺盛だった。INPEX<1605>(東証プライム)なども高い。ただ、東京エレク<8035>(東証プライム)は好決算で朝方活況高だったが中盤に一時軟調になり、半導体関連株には安い銘柄も散見。日経平均は441円高で始まり、取引開始後に840円16銭高(3万5671円31銭)まで上げたが、その後は上げ幅600円前後のまま前引けまで一進一退となった。

 ハピネット<7552>(東証プライム)がストップ高となり第1四半期の大幅増益と業績予想の増額など好感。エスプール<2471>(東証プライム)は回復相場での「窓埋め」期待など言われて4日続伸。マリオン<3494>(東証スタンダード)は4日続伸し、資本市場が不安定な局面では利上げしないとの日銀高官の発言など材料視。アクアライン<6173>(東証グロース)は宮崎県などで発生した強い地震を思惑材料視する様子あり急伸。ネオジャパン<3921>(東証プライム)は業績上振れ期待などで再び出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は12億8649万株、売買代金は3兆3153億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1331銘柄、値下がり銘柄数は287銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、非鉄金属、石油石炭、卸売り、サービス、その他金融、銀行、精密機器、その他製品、鉄鋼、水産農林、鉱業、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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