【株式市場】指数先物の買い戻しも加わり日経平均は1年半ぶりに2万円台を回復し15年8月以来の高水準に

株式

◆日経平均の終値は2万177円28銭(317円25銭高)、TOPIXは1612.20ポイント(26.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億1512万株

チャート11 2日後場の東京株式市場は、日経平均が前場2万円台に乗ったことを受け、2万円をストライクプライス(利益失効・または利益が発生する関門値段)とする派生商品に関連する動きが顕在化したとされ、日経平均の先物が一段高となり、つれて日経平均も一段ジリ高となって14時前に379円78銭高(2万239円81銭)まで上げた。終値での2万円台は2015年12月1日以来、約1年半ぶり。2万239円は15年8月19日以来の高水準。ただ、主な株価指数の中では東証マザーズ指数が安い。

 後場は、株価指数先物の上げに吊られるように、指数採用の主力株に機械的な買いが入る場面があり、トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)が一段高。円安基調も強まり鉄鋼、海運株なども一段ジリ高。また、全体相場の回復が好感されて証券株や保険、銀行株も高い。サイバーステップ<3810>(東マ)はスマートフォン向けゲーム好調の見方があり5月決算もよさそうとされて高値を更新し、ノムラシステムコーポレーション<3940>(JQS)は6月末の株主を対象とした株式3分割が材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は23億1512万株(前引けは10億429万株)、売買代金は増加して3兆2232億円(同1兆4312億円)。1部上場2017銘柄のうち、値上がり銘柄数は1509(同1427)銘柄、値下がり銘柄数は420(同475)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同数の30業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、証券・商品先物、海運、銀行、石油・石炭、ゴム製品、ガラス・土石、保険、鉱業、非鉄金属、などとなった。(HC)

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