大塚HDが上場来高値に向けて出直る、抗精神病薬のアルツハイマー型認知症への適用を好感、「近く正式に承認」

■自社株買いを実施中、取得した全株数を12月に消却する予定

 大塚HD(大塚ホールディングス)<4578>(東証プライム)は8月27日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は8497円(61円高)まで上げ、8月23日につけた上場来の高値8598円に向けて出直っている。同社の抗精神病薬「レキサルティ」について、厚生労働省の専門部会が「アルツハイマー型認知症に伴う攻撃的な言動などの改善を追加することを了承した。近く正式に承認される」との共同通信の配信を各メディアが26日夜に伝え、注目が再燃した。

 同社は、24年8月2日から同年12月20日までの予定で上限1000万株の自社株買いを行っており、これにより取得した自己株式の全株式数を同年12月24日(予定)に消却すると発表済み。この株式需給好転要因とともに買い材料視されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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