チームスピリットは高値に接近、働き方改革プラットフォームを提供

株式市場 銘柄

 チームスピリット<4397>(東マ)は18年8月22日東証マザーズに新規上場した。勤怠管理などの働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」をクラウドサービスで提供している。18年8月期黒字化予想で、19年8月期も収益拡大が期待される。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、安値圏から急反発して高値に接近している。

■働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を提供

 18年8月22日東証マザーズに新規上場した。従業員の勤怠管理・就業管理・工数管理・経費精算・電子稟議・SNSなどのアプリケーションを一つにまとめた働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」をクラウドサービスで提供している。

 18年5月末時点の導入社数は930社以上、ユーザー数は約13万人で、月額課金型のライセンス収入が収益柱である。
■18年8月期黒字化予想、19年8月期も収益拡大期待

 18年8月期の非連結業績予想は、売上高が17年8月期比57.8%増の12億19百万円、営業利益が56百万円(17年8月期は1億02百万円の赤字)、経常利益が35百万円(同96百万円の赤字)、そして純利益が14百万円(同97百万円の赤字)としている。

 契約ライセンス数が順調に増加し、月額課金型のライセンス売上、導入・運用サポートのプロフェッショナルサービス売上とも大幅伸長する。人員増などの先行投資負担を吸収して黒字化予想である。19年8月期も収益拡大が期待される。

■株価は高値に接近

 株価(18年8月22日初値2417円)はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、9月7日安値1405円から急反発している。10月1日には2345円まで上伸して8月22日高値2437円に接近した。10月1日の終値は2318円、時価総額は約171億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る