パナソニック、製造現場向け次世代加湿ソリューションの受注開始、極微細ミストで湿度管理と省エネを両立

■電気ボイラー式と比較し、消費電力を約90%削減

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)グループのパナソニックは8月27日、2024年8月から、日本と中国の製造現場向けに新たな二流体ミスト加湿ソリューションの受注を開始したと発表。このソリューションは、独自開発の二流体ミストノズルを使用し、極微細ミスト「シルキーファインミスト」を噴霧することで、湿度管理と静電気対策を効率的に行うものである。特に、電気ボイラーによる従来の蒸気加湿システムと比較して、消費エネルギーを約90%削減するという優れた省エネ性能が実証されており、環境に配慮した経営を目指す企業にとって重要なソリューションとなる。

 現代の製造現場では、電子・電気部品の小型化や高密度化に伴い、静電気対策の重要性が増している。加湿は静電気の発生を抑える手段として注目されているが、環境への配慮も求められる中で、パナソニックの新しい加湿ソリューションは、その両方のニーズを満たすものである。実証実験では既設の電気ボイラーと比べて大幅なエネルギー削減効果が確認されており、今後は日本と中国を皮切りに、国内外での展開を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る