DICが戻り高値に進む、『DIC川村記念美術館』に関する開示を好感、来年1月から休館へ

■株主優待の入館券付絵葉書については「決まり次第ご案内」へ

 DIC<4631>(東証プライム)は8月28日、再び出直りを強めて始まり、取引開始後は3115円(79円高)をつけて戻り高値に進んでいる。27日の夕方、美術館運営に関するの協議内容と今後の対応についての中間報告を発表し、同社が所有する『DIC川村記念美術館』(千葉県佐倉市)の運営の在り方について、休館や所蔵品の売却なども排除しない方針を明らかにした。株式市場では「買い」先行となっている。

 発表によると、中間報告では、「『ダウンサイズ&リロケーション』の実現性、ブランド価値向上の有効性、作品売却による経済価値等を総合的に勘案し、美術館運営の中止の可能性も排除せず、詳細検討を行う」「2024年内に今後の美術館運営について決定した後、速やかに決定内容を実行するため、2025年1月下旬から現美術館を休館する」、などとした。

 同社は株主優待として、DIC川村記念美術館の入館券付絵葉書を謹呈しており、休館後の同入館券の取り扱いについては、決まり次第、株主の皆様には速やかにご案内するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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