インフォマートは続伸幅を広げる、「BtoBプラットフォーム」など好調、投資ファンドの動向も投資妙味を刺激

■1~6月は売上高15%増加、通期は営業利益20%増を見込む

 インフォマート<2492>(東証プライム)は8月29日、次第高となって続伸幅を広げ、午前10時40分過ぎには6%高の310円(17円高)まで上げて7月31日以来、約1か月ぶりに300円台を回復している。『BtoBプラットフォーム請求書』『BtoBプラットフォーム受発注』など、企業間電子商取引サービスの大手で、7月に発表した第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)は『BtoBプラットフォーム』全体の利用企業数が前年同期末比6.2%増の107万3371社と好調。8月上旬に投資ファンドのシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が拡大と伝えられ、思惑的な買いも入っているようだ。

 7月末に発表した第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)は好調で、BtoBプラットフォーム全体の利用企業数は、前連結会計年度末比6万2195社(6.2%)増の107万3371社となり、売上高は前年同期比15.1%増加した。営業利益は同15.1%減だったが、データセンターのクラウド化に向けた検証を実施したことにより、サーバー関連費用が一時的に増加したことなどが要因。12月通期の連結業績見通しは、売上高20.4%増、営業利益も20.4%増を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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