WDBココは高値更新の展開、21年3月期増収増益予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 WDBココ<7079>(東マ)は、CROとして安全性情報管理サービスを主軸とする医薬品・医療機器の開発支援を展開している。21年3月期増収増益予想である。第2四半期以降に新規受注案件が寄与することを考慮すれば、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上場来高値更新の展開となった。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■医薬品・医療機器の開発支援

 19年12月東証マザーズに新規上場した。CRO(医薬品開発業務受託機関)として、安全性情報管理サービスを主軸とする医薬品・医療機器の開発支援を展開している。

■21年3月期増収増益予想

 21年3月期の業績(非連結)予想は、売上高が20年3月期比5.8%増の24億18百万円、営業利益が0.4%増の4億75百万円、経常利益が3.2%増の4億75百万円、純利益が8.6%増の3億32百万円としている。

 第1四半期は売上高が5億57百万円、営業利益が1億17百万円だった。新型コロナウイルスの影響は限定的で、既存案件が概ね堅調に推移した。

 第1四半期の進捗率は売上高が23.0%、営業利益が24.6%と概ね順調だった。第2四半期以降に新規受注案件が寄与することを考慮すれば、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は高値更新の展開

 株価は急伸して上場来高値更新の展開となった。目先的には過熱感もあるが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月18日の終値は3930円、時価総額は約90億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る