【株式市場】日経平均は反落だが好業績株や材料株の値動き良好

株式

◆日経平均の終値は1万8131円23銭(160円57銭安)、TOPIXは1494.75ポイント(11.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億7544万株

チャート10 19日後場の東京株式市場は、1時間半ほど時差のある中国の上海株式市場が前引けにかけて一段強い展開になったため先物主導で高く始まり、日経平均は取引開始後に堅調転換して22円29銭高(1万8314円09銭)まで上げる場面があった。しかし、一方でファナック<6954>(東1)の回復は鈍いなど値動きに方向性がなく、上海株の後場は一転軟調。日経平均は100円安の1万8200円前後で一進一退を続けて前週末比でも反落となった。主な株価指数はすべて安い。

 戸田建設<1860>(東1)が業績予想の増額を好感して後場は頻繁にストップ高となり、建設株全般が連想買いなどで堅調。パイプドホールディングス<3919>(東1)は世論調査などでも知られ、自民党が来夏の参議院選候補者をネットで募集などと伝えられて連想が広がったようで急伸。任天堂<7974>(東1)は次期新型ゲーム機「NX」の開発を本格化の見方で後場も強く3日続伸となり、JFEシステムズ<4832>(東2)は13時に業績予想の大幅増額を発表し急伸。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は引き続き好業績への期待が強く大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は18億7544万株(前引けは9億7897万株)、売買代金は1兆9952億円(同9458億円)。1部上場1900柄のうち、値上がり銘柄数は636(同653)銘柄、値下がり銘柄数は1156(同1125)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は7業種(前引けは8業種)にとどまり、値上がり率上位の業種は、その他製品、建設、小売り、水産・農林、などだった。

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