【株式市場】前場の日経平均は985円高、NY株高、円安に加え昨日まで7日続落とあって反騰期待が高揚

◆日経平均は3万6605円62銭(985円85銭高)、TOPIXは2578.99ポイント(48.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2446万株

 9月12日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの反発、半導体株指数の3日続伸、円安を受け、昨11日までの7日続落に対する自律反発期待が強まり、東証33業種別指数は全指数が値上がりする全面高相場となった。とりわけ、米エヌビディアの大幅高などを受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)の前引け7%高など半導体関連株の上げが目立ち、さくらネット<3778>(東証プライム)や日東紡<3110>(東証プライム)などのサーバー・データセンター関連株も活況高となった。日経平均は565円高で始まり、午前9時半頃に1253円36銭高(3万6873円37銭)まで急伸。その後は一進一退だったが前引けも上げ幅985円で大幅反発基調となった。

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)が大きく出直り四半期好決算と中間配当の開始など好感。ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)はPER割安などで一段高。ANYCOLOR<5032>(東証プライム)は初配当が好感されて急伸。ネットプロHD<7383>(東証プライム)はこの冬にも新サービス「atone(アトネ)プラス」開始とされ期待高揚。アセンテック<3565>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感され急伸。スペースマーケット<4487>(東証グロース)は空部屋情報の拡大や業績上振れ期待などで再びストップ高。アストロスケール<186A>(東証グロース)は英国の宇宙事業体都の大口契約で急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2446万株、売買代金は1兆9841億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1472銘柄、値下がり銘柄数は145銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりした。昨11日は全33業種が値下がりしていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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