マルマエが8月決算予想を増額修正、営業利益は前回予想の2倍に

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■半導体分野で顧客内の在庫整理が進展、FPD分野は受注拡大

 マルマエ<6264>(東証プライム)は9月12日の15時に2024年8月期の業績予想を増額修正し発表した。

 半導体製造装置やFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の心臓部である真空パーツ製造を主軸とし、24年8月期は、半導体分野で顧客内の在庫整理進展により消耗品の受注が拡大したこと、またFPD分野においてもG8 OLED(第8世代の有機EL)向けの受注拡大などにより、売上高は24年3月に開示した前回予想を1.5%上回る見込みに見直し、営業利益は同2.0倍の見込みに、当期純利益は34百万円の損失から29百万円の黒字の見込みに各々見直した。

 なお、決算作業の途上で未確定ではあるが、決算月に襲来した台風10号の影響等により8月の工場稼働率が想定ほど伸びていないこともあり、本開示数値には約40百万円の受注損失引当金と棚卸評価損の増加を見込んでいるとした。決算発表は2024年10月11日を予定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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