【株式市場】日経平均は1213円高となり8日ぶり反発、後場も円安続き自律反騰が強まる

◆日経平均は3万6833円27銭(1213円50銭高)、TOPIXは2592.50ポイント(61.83ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億6465万株(

 9月12日(木)後場の東京株式市場は、円相場が一段と円安気味になったことなどを受け、日経平均は自律反発だとしても、もう少し上値を追えそうといった期待が強い様子で、総じて買い優勢となった。半導体株はアドバンテスト<6857>(東証プライム)の一段高を除くと一進一退だったが全体に値を保ち、大手商社株は三菱商事<8058>(東証プライム)が中盤にかけて一段高。さくらインターネット<3778>(東証プライム)はAWSのデータセンター投資拡大報道などで勢いづいているとされ一段と上げストップ高。三菱重<7011>(東証プライム)なども強い。日経平均は再びジリ高傾向となり、14時過ぎから前場の高値を上回って推移し、1282円44銭高(3万6902円21銭)まで上げて大引けも大幅高。8日ぶりの反発となった。

 後場は、ネットプロHD<7383>(東証プライム)が13時にかけて一段と上げ今期3期ぶりの完全黒字化見通しの業績に黒字幅拡大の期待があるもよう。ジェイテックコーポ<3446>(東証プライム)は終盤にかけて一段と上げ次世代半導体のダイヤモンド半導体に関連して要注目の見方。アセンテック<3565>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感され急伸。Mipox<5381>(東証スタンダード)は2日ぶり復配の可能性など言われ一段とジリ高。キャンバス<4575>(東証グロース)は米国での特許など材料視され一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億6465万株(前引けは9億2446万株)、売買代金は4兆2135億円(同1兆9841億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1550(前引けは1472)銘柄、値下がり銘柄数は77(同145)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値上がりした。昨11日は全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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