商船三井とChevron、世界初となる風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」を搭載したLNG運搬船の建造へ

■燃料消費量とGHG排出量を削減、2026年竣工予定

 商船三井<9104>(東証プライム)とChevron Shipping Company(本社:米国カリフォルニア州サンラモン:Chevron)は9月13日、世界初となる風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」を搭載したLNG運搬船の建造に合意したと発表。2026年に竣工予定の同船には、伸縮式の硬翼帆2基が装備され、燃料消費量と温室効果ガス排出量の削減に寄与する。この画期的なプロジェクトは、両社の脱炭素化への取り組みを象徴するものであり、海運業界に新たな指針を示すものである。

 同船の設計には、安全性と運用効率の両立が図られている。全天候型船橋やLookout stationによる視認性の確保、既存のLNG船との係留装置の互換性維持など、細部にわたる配慮がなされている。商船三井の橋本剛社長は、このプロジェクトを「2050年までのネットゼロ・エミッション達成」に向けた重要なマイルストーンと位置付けている。

 LNGの需要増加を背景に、その海上輸送における環境負荷低減は急務となっている。同プロジェクトは、商船三井のウインドチャレンジャー搭載船計画の一環であり、既に竣工済みのバルカー2隻に続く取り組みである。9月のGastech Exhibition & Conference 2024では、同船の展示やトークセッションが予定されており、業界の注目を集めることが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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