【株式市場】前場の日経平均は780円高、NYダウ最高値や円安など好感され主要銘柄が軒並み高い

◆日経平均は3万7935円58銭(780円25銭高)、TOPIXは2656.61ポイント(39.74ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億448万株

 9月20日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの最高値・初の4万2000ドル乗せと円安などが好感され、北米景気拡大への期待などから主要銘柄が軒並み値上がりし、東証33業種別指数は陸運と電力ガスを除く31業種が値上がりした。ソニーG<6758>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が連日出直り、今年前半の相場のけん引役だった日立<6501>(東証プライム)、三菱重<7011>(東証プライム)もそろって続伸。自動車、大手商社も上げ、米半導体株指数の大幅高もあり東京エレク<8035>(東証プライム)なども高い。日経平均は558円高で始まり、午前10時前には上げ幅800円を超え、一服したが11時過ぎには819円39銭高(3万7974円72銭)まで上げて前引けも780円高だった。

 水戸証券<8622>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり未定だった配当予想の発表と株式市場の活況など材料視。レゾナックHD<4004>(東証プライム)は黒鉛電極製品の値上げなど好感され東海カーボン<5301>(東証プライム)、アドテックプラズマ<6668>(東証スタンダード)にも連想買い。ソシオネクスト<6526>(東証プライム)はメディカル関連事業の譲渡が好感され出直り拡大。中京医薬品<4558>(東証スタンダード)はこの秋の花粉症予想など材料のようで急動意。パルマ<3461>(東証グロース)は株主優待の再開など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億448万株、売買代金は2兆877億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1308銘柄、値下がり銘柄数は290銘柄。

 東証33業種別指数は陸運、電力ガスを除く31業種が値上がりし、石油石炭、電気機器、非鉄金属、ガラス土石、銀行、機械、卸売り、化学、輸送用機器、鉱業、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る