【株式市場】日経平均は後場も堅調で3万500円台を回復、売買代金など増加

◆日経平均は3万500円05銭(176円71銭高)、TOPIXは2100.17ポイント(10.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し15億9973万株

 9月17日(金)後場の東京株式市場は、エムスリー<2413>(東1)が一段高く始まり、この日午後の自民党総裁選候補者演説での政策に期待する動きとの見方。日経平均は寄り後に一時3万500円に乗ったものの値を保てず14時過ぎまで一進一退。一方、トヨタ自<7203>(東1)は次第にジリ高基調を強め、中盤からは三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀が再び強張り、日経平均は大引けにかけて3万500円台に進んだ。前日比で反発し出来高・売買代金の増加が目立った。

 後場は、ジャックス<8584>(東1)が急動意の上げとなり、昼に発表した業績・配当予想の増額修正を好感。キヤノン<7751>(東1)は業績上振れ観測などで中盤から強含み戻り高値。サントリー食品インタ<2587>(東1)は「45歳定年制」導入の思惑ありとされて高値更新。玉井商船<9127>(東2)は業績大幅上振れ観測が言われ尻上がりでストップ高。インティメート・マージャー<7072>(東マ)はCookie(クッキー)レス時代に対応可能なターゲティング広告代替技術が注目され一段高のストップ高。太洋物産<9941>(JQS)は財務改善に向けた取組などへの注目が再燃とされ再び上げてストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加し15億9973万株(前引けは5億4488万株)、売買代金は4兆3205億円(同1兆4872億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は1423(前引けは1006)銘柄、値下がり銘柄数は645(同1061)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、空運、サービス、陸運、情報通信、その他製品、倉庫運輸、医薬品、輸送用機器、電力・ガス、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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