石油資源開発やINPEXが一段と出直る、NY原油5%高と大きく上げ注目強まる

■石油資源は株式5分割を行ったばかりで新たな投資家層の買いも期待

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は10月4日、一段と出直って始まり、取引開始後は5%高の1182円(53円高)をつけ、4日続伸基調となっている。「イスラエル、レバノン南部で避難指示拡大」(ロイターニュース10月4日午前1:42)などと伝えられ、イスラエルの地上戦拡大が懸念され、NY原油先物が5%高(3.61ドル高の73.71ドル)と急伸、社名が「石油」そのものとあって買いが拡大している。また、9月まとぉ基準日として株式5分割を行ったばかり。最低投資金額が5分の1になって値上がり傾向のため、新たな投資資金の流入も活発化する期待がある。

 INPEX<1605>(東証プライム)も取引開始後は4%高の2176.0円(92.5円高)と4日続伸基調となっている。出光興産<5019>(東証プライム)も4%高の1107.0円(42.0円高)まで上げ、約1か月半ぶりに1100円台を回復している。

 ただ、原油が高騰する局面で日本経済への影響は大きくなる。歴史的には、1970年代の第1次、第2次オイルショックの際には「狂乱物価」が発生し、物価沈静に向けて日銀は大幅な金利引き上げを余儀なくされたと記されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  2. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…
  3. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  4. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る