日産自動車、法人向け車両データ活用サービス「Nissan Biz Connect API」を開始

■EV電力情報や位置データを活用し、運行管理や配車計画を最適化

 日産自動車<7201>(東証プライム)は10月7日、法人向けサービス「Nissan Biz Connect API」を開始したと発表。このサービスは、日産車両の位置情報やEVの電力データをリアルタイムで提供し、ビジネスの効率化に貢献するもの。専用APIを通じてデータを取得・システム連携することで、車両の運行管理や配車計画の最適化が可能となる。

 同サービスは、日産純正の車載通信ユニットを搭載した車両のデータを活用し、追加装備不要で導入コストを抑えられる。提供されるデータには、位置情報、EV電力残量、累積走行距離、電力消費量、充電情報などが含まれる。また、パワースイッチのON/OFF通知機能も備えており、様々なビジネスシーンでの活用が期待される。

 活用事例として、EVタクシーの運行管理や充電タイミングの最適化、カーシェアリング業務での車両案内や管理の効率化が挙げられる。日産は今後もサービスの充実を図り、ビジネスの可能性を広げる取り組みを続けていく方針である。なお、サービス開始時は日産のEV車両が対象となるが、順次適用車両を拡大する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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