大東建託、AIを活用し営業担当者の育成強化へ「AI課長」導入、若手育成の効率化と人材育成の強化へ

■人工知能が若手営業を育成、大東建託が独自システム開発

 大東建託<1878>(東証プライム)は10月10日、人工知能(AI)を活用した独自システム「AI課長」を開発し、2024年10月中旬より導入すると発表。約2900名の営業担当者を対象とした教育・研修用ツールとして、営業活動に必要な知識やスキルを効率的に習得できる仕組みを構築している。

 第1弾として導入されるのは「AIロールプレイング(台本型)」で、営業職担当者はパソコンやタブレット端末を使用し、AIが演じるオーナー様との会話を通じて商談手法を学ぶ。研修後はAIによる個別フィードバックを受け、スキルアップを図る。2025年1月には台本のない「応対型」の導入も予定している。

 今後、年度内にはチャットボット機能の導入を予定しており、2025年1月には顧客との会話データを分析し、提案内容を考案する機能も実装する。大東建託は「AI課長」の導入により、営業職担当者の自主的な学習意識の養成と、先輩社員の指導負担軽減を目指している。将来的には過去の成功事例を基にAIが行動計画を提案する機能も導入予定であり、企業の持続的成長につなげていく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る