トレジャー・ファクトリーは配当予想など大幅に上方修正、前2月期の最高益を受け中期計画をローリング

■今期の年間配当は21円、来期は25円、来々期は30円を目指す

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は4月12日の通常取引終了後に2023年2月期の連結決算と中期経営計画のローリング(上方修正・増配など)、自己株式の取得(自社株買い)を発表した。23年2月期の連結決算は、営業利益が25.65億円(前期の2.6倍)となり、計画を大幅に上回り最高を更新するなど、大幅な増収増益だった。

 中期経営計画のローリングでは、23年2月期の決算が大幅に伸びたことから、24年2月期と25年2月期の数値計画を上方修正し、新たに26年2月期の計画を作成した。

【売上高】24年2月期は315億円(従来計画比8.9%増加)、25年2月期は354億円(同12.3%増加)とし、26年2月期の計画は393億円。3年間の年平均成長率は11.7%。

【経常利益】24年2月期は28.7億円(従来計画比31.1%増加)、25年2月期は32.5億円(同33.2%増加)、26年2月期の計画は36.7億円。3年間の年平均成長率は11.9%。

【年間配当:1株当たり】業績の状況等により変更となる可能性があるが、24年2月期は21円(従来計画比3円増)を目指し、25年2月期は25円(同5円増)、26年2月期は30円を目指す。

 同時に自社株買いも発表し、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行及び総合的な株主還元の充実を図るとの観点から、取得株式総数20万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.86%)、取得総額2億円を各上限として、2023年4月13日から同年4月20日の間に、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付を行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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